統合的リスク管理態勢
基本的な考え方
金融の自由化、国際化、証券化の進展にともない、信用リスク、事務リスク、市場・流動性リスク、システムリスクなどの金融機関を取り巻く各種リスクがますます増大しています。こうした状況下、今後とも継続して地域貢献していくためには、従来以上に適切なリスク管理を行っていく必要があります。当金庫では、リスク管理の強化や法令遵守の強化を重点施策として位置付け、金融環境の変化等に柔軟に対応できるリスク管理態勢の構築及び法令遵守態勢の整備に努めています。また、金融庁検査・日銀考査も定期的に実施されています。
金融の自由化、国際化、証券化の進展にともない、信用リスク、事務リスク、市場・流動性リスク、システムリスクなどの金融機関を取り巻く各種リスクがますます増大しています。こうした状況下、今後とも継続して地域貢献していくためには、従来以上に適切なリスク管理を行っていく必要があります。当金庫では、リスク管理の強化や法令遵守の強化を重点施策として位置付け、金融環境の変化等に柔軟に対応できるリスク管理態勢の構築及び法令遵守態勢の整備に努めています。また、金融庁検査・日銀考査も定期的に実施されています。
統合的リスク管理態勢の概要
統合的リスク管理とは、当金庫が直面するリスクに関して、自己資本比率の算定に含まれないリスク（与信集中リスク、銀行勘定の金利リスク等）も含めて、それぞれのリスク区分毎に評価したリスクを総合的に捉え、当金庫の経営体力（自己資本）と比較・対照することによって自己管理型のリスク管理を行うことです。
それぞれのリスクとは、信用リスク、市場リスク、流動性リスク、オペレーショナル・リスクであり、当金庫では主管部署が管理すべきリスクを適切に管理し、健全性と収益性の確保に努めています。
統合的リスク管理とは、当金庫が直面するリスクに関して、自己資本比率の算定に含まれないリスク（与信集中リスク、銀行勘定の金利リスク等）も含めて、それぞれのリスク区分毎に評価したリスクを総合的に捉え、当金庫の経営体力（自己資本）と比較・対照することによって自己管理型のリスク管理を行うことです。
それぞれのリスクとは、信用リスク、市場リスク、流動性リスク、オペレーショナル・リスクであり、当金庫では主管部署が管理すべきリスクを適切に管理し、健全性と収益性の確保に努めています。
信用リスク管理態勢
信用リスクとは、お取引先の倒産や財務状況の悪化などにより、融資金等の回収が困難になり当金庫が損失を被るリスクのことです。
当金庫では、貸出資産の健全性を維持するため、お客様の財務内容の改善支援活動や審査部門の充実に努めるとともに、貸出資産の保全・管理及び不良債権回収の促進を図っています。また、内部研修の実施や外部研修への受講生派遣、本部から営業店への臨店指導など、審査管理能力の向上に取組んでいます。信用リスク及び資産査定の管理態勢に対しては、「企業信用格付システム」「自己査定支援システム」「不動産担保評価管理システム」を利用して資産の実態把握に努め、厳格な自己査定を行い、内部監査や外部監査人の監査を受け、適正な償却・引当を行っています。
信用リスクとは、お取引先の倒産や財務状況の悪化などにより、融資金等の回収が困難になり当金庫が損失を被るリスクのことです。
当金庫では、貸出資産の健全性を維持するため、お客様の財務内容の改善支援活動や審査部門の充実に努めるとともに、貸出資産の保全・管理及び不良債権回収の促進を図っています。また、内部研修の実施や外部研修への受講生派遣、本部から営業店への臨店指導など、審査管理能力の向上に取組んでいます。信用リスク及び資産査定の管理態勢に対しては、「企業信用格付システム」「自己査定支援システム」「不動産担保評価管理システム」を利用して資産の実態把握に努め、厳格な自己査定を行い、内部監査や外部監査人の監査を受け、適正な償却・引当を行っています。
市場リスク管理態勢
市場リスクとは、金利や為替、株価などの市場価格の変動により、金融資産・負債の価値が変動し当金庫が損失を被るリスクのことです。
当金庫では、資産(貸出、有価証券など)・負債(預金など)双方の金利変動に伴う「金利リスク」、株式や債券などの価格の変動がもたらす「価格変動リスク」、外国為替相場の変動に伴う「為替リスク」などの市場リスクに対応するため、経済・金利見通しなどに基づき、金利委員会・資金運用会議で運用・調達方針の策定、検討を実施しています。
市場リスクとは、金利や為替、株価などの市場価格の変動により、金融資産・負債の価値が変動し当金庫が損失を被るリスクのことです。
当金庫では、資産(貸出、有価証券など)・負債(預金など)双方の金利変動に伴う「金利リスク」、株式や債券などの価格の変動がもたらす「価格変動リスク」、外国為替相場の変動に伴う「為替リスク」などの市場リスクに対応するため、経済・金利見通しなどに基づき、金利委員会・資金運用会議で運用・調達方針の策定、検討を実施しています。
流動性リスク管理態勢
流動性リスクとは、金融機関に対する信用力の低下や、資金の運用・調達の極端な不一致等から、急速な資金の流出に対応できなくなるリスクのことです。
当金庫では、支払準備資産を信金中央金庫へ預け入れるとともに信金中央金庫が流動性への対応を図るといった業界としてのバックアップ体制が整っています。今後も、より健全な資産・負債のバランス、収益体質の維持・管理体制の充実に努めてまいります。
流動性リスクとは、金融機関に対する信用力の低下や、資金の運用・調達の極端な不一致等から、急速な資金の流出に対応できなくなるリスクのことです。
当金庫では、支払準備資産を信金中央金庫へ預け入れるとともに信金中央金庫が流動性への対応を図るといった業界としてのバックアップ体制が整っています。今後も、より健全な資産・負債のバランス、収益体質の維持・管理体制の充実に努めてまいります。
オペレーショナル・リスク管理態勢
オペレーショナル・リスクとは、事務リスク、システムリスク、その他のオペレーショナル・リスクに分けられます。
事務リスクとは、業務上のミスや不正により損失を被るリスクのことです。
当金庫では、本部監査部門が営業店や本部に対し定期的に臨店監査を実施するとともに、店内監査の月例実施を義務づけているほか、日常の事務ミス防止のための内部規定を整備するなど、ミスや不正に対しての未然防止に努めています。
システムリスクとは、コンピュータシステムのダウンや誤作動及びコンピュータシステムの不正使用等により、当金庫が損失を被るリスクのことです。
当金庫では主要システムをしんきん共同センターに委託してコンピュータやデータの管理を安全対策基準に基づき運用しています。また、しんきん共同センターでは、万一の大規模地震やシステム障害に備えてバックアップセンターを設置し、データバックアップを行っています。当金庫のコンピュータ設置に関しては自然災害、浸入・破壊等の不法行為および機器故障等から守るための対策を講じているほか、コンピュータ処理に係る組織・責任体制、セキュリティ管理に関する規定等の整備や承認手順について適切に運用を図っています。
その他のオペレーショナル・リスクとは、法務・人的・有形資産・風評リスクに細分化され、各リスクを発端とした損失を被ることです。
当金庫の経営・地域社会に与える影響を認識し、経営の透明性を高めるとともに、その他のオペレーショナル・リスクが顕在化した場合、迅速かつ適切な対応により、その沈静化・事態の収拾を図り、生じた影響を最小限にとどめるための適切なリスク管理態勢を構築しています。
オペレーショナル・リスクとは、事務リスク、システムリスク、その他のオペレーショナル・リスクに分けられます。
事務リスクとは、業務上のミスや不正により損失を被るリスクのことです。
当金庫では、本部監査部門が営業店や本部に対し定期的に臨店監査を実施するとともに、店内監査の月例実施を義務づけているほか、日常の事務ミス防止のための内部規定を整備するなど、ミスや不正に対しての未然防止に努めています。
システムリスクとは、コンピュータシステムのダウンや誤作動及びコンピュータシステムの不正使用等により、当金庫が損失を被るリスクのことです。
当金庫では主要システムをしんきん共同センターに委託してコンピュータやデータの管理を安全対策基準に基づき運用しています。また、しんきん共同センターでは、万一の大規模地震やシステム障害に備えてバックアップセンターを設置し、データバックアップを行っています。当金庫のコンピュータ設置に関しては自然災害、浸入・破壊等の不法行為および機器故障等から守るための対策を講じているほか、コンピュータ処理に係る組織・責任体制、セキュリティ管理に関する規定等の整備や承認手順について適切に運用を図っています。
その他のオペレーショナル・リスクとは、法務・人的・有形資産・風評リスクに細分化され、各リスクを発端とした損失を被ることです。
当金庫の経営・地域社会に与える影響を認識し、経営の透明性を高めるとともに、その他のオペレーショナル・リスクが顕在化した場合、迅速かつ適切な対応により、その沈静化・事態の収拾を図り、生じた影響を最小限にとどめるための適切なリスク管理態勢を構築しています。
